性格

きっと彼女の中で後天的なモノなんだと推理する。何か一つ、極めさせようとする教育はとても極端な性格になる。やらないなら死んだ方がいい、だとか、一つでも間違えたら罵声が飛んでくる。愛の偽善にもすがる姿が見事に憐れだった。私は彼女のそれを見て、あぁ、私たちが必要な理由が解ったんだけれど、貴方はそれを垣間見て、歪んでさえ見つめてしまったの。でも現実は、周りの期待に応えたところで待っていたのは結果報われずに野に放たれたペットショップの血統書付きの子猫と同じ。あの感じが芽生えた恐怖の瞬間は私はゾクゾクしてしまって忘れられない。貴方に初めて声をかけられてもらった時には救われたような気持ちになったけど、気持ちになっただけで未だ実際どうなのか分からない。自分のどれもが嫌いなのは、マスクでノンバーバルを貫くだけであるし、家から許される限り出ないのは人に関わりたくない、と断固思っているのに貴方には会いに行きたいと思ってしまう。何か堪らなく、夢と罪の想いでいっぱいになるの。自分の傷口をみて少しうっとりする感じと似ていると思う。